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【ぴいぷる】政治家の言葉の乱れ、原因は日本全体の語彙力低下 文献学者・山口謠司氏「麻生さんのあたりから読み間違いが…」 (3/3ページ)

 ところが、だ。「2年たち、3年たち、4年たちと毎年やっていると染みこんでくるんですよ。『面白いじゃない』と。自分が年を取ったというのもあると思いますが、何回も繰り返しているうちに、これは知っておかなければいけないという思いが出てきました」

 黙読ではなく、何回も何回も音読をしていくうち、味が出てきたのだという。今では、「紀元前500年から伝わっている言葉を伝えている人の一人になったのかなと思っています」と使命感のようなものを感じるまでになった。

 言葉の乱れた最近の政治家たちにも、音読が必要なのか。そう尋ねると、「安倍総理に薦めてください」との言葉が返ってきた。

 安倍首相、いかがですか?(ペン・森本昌彦 カメラ・酒巻俊介)

 ■山口謠司(やまぐち・ようじ) 1963年1月13日、長崎県佐世保市生まれ。54歳。大東文化大文学部を卒業後、同大大学院、フランス国立高等研究院大学院で学ぶ。ケンブリッジ大東洋学部共同研究員を経て、現在は大東文化大文学部准教授を務める。専門は文献学。『日本語を作った男 上田万年とその時代』(集英社インターナショナル)で2017年、和辻哲郎文化賞を受賞した。

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