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トリプル補選、自民「全勝狙い」 民進は出遅れ、共産共闘見通せず (2/2ページ)

 一方、民進党は補選で勝利し、反転攻勢への足がかりにしたいところだが、その足元がおぼつかない。共産党を含む統一候補擁立にかじを切れば、民共共闘の見直しを示唆した前原氏の党代表選での主張との矛盾が生じ、党内の離党予備軍の不満が増幅しかねない。

 大島敦幹事長は11日の記者会見で「それぞれの地域の事情を把握しながら勝てる態勢をつくりたい」と述べるにとどめ、共産党との候補者調整の可否への言及は避けた。

 とはいえ、非自民票が分散し、民進、共産両候補が共倒れすれば、ただでさえ弱まっている前原執行部の求心力が輪をかけてしぼむのは必至だ。「共産党が自主的に候補を取り下げてくれればありがたい」(前原氏周辺)と淡い期待を寄せるが、共産党の小池晃書記局長は11日の会見で「一方的に候補を降ろすだけでは力が出ない」と語り、党本部レベルでの協議や共通政策確認を経て一本化すべきだとの認識を示した。

 26年衆院選の愛媛3区で民主(当時)と共産両候補の得票数を足せば、自民党候補と接戦に持ち込めていたという前例もあり、前原氏は難しいかじ取りを迫られる。

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