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麻生氏、菅氏との“暗闘”負けた 内閣改造や醜聞対応などで対立、永田町に流れる「安倍首相との代理戦争」のウラ (3/3ページ)

 「森友・加計学園」問題や、防衛省・自衛隊の「日報」問題などが連続炸裂(さくれつ)し、安倍内閣の支持率は30%未満の「危険水域」まで下落した。

 安倍首相は今月3日、局面転換のため内閣改造に踏み切った。この水面下でも、麻生氏と菅氏は衝突したとされる。

 菅氏は、第2次安倍政権発足以来、一貫して「政権の危機管理」を担当していたが、森友・加計問題では、強気の対応が国民の不信を買った。

 麻生氏は改造前、「菅氏を更迭して、代わりに加藤1億総活躍相(当時)を官房長官に据えるべきだ」と、安倍首相に迫ったとされる。

 永田町関係者は「左派メディアは『菅氏批判』を徹底的にやっていた。世論もそういうムードだった。麻生氏は『菅氏が対応を間違った結果、内閣支持率が下がった』と判断し、直言したのだろう」といい、続けた。

 「ただ、それまでの両氏の対立を考えると、別の側面も見えてくる。麻生氏は、自分をしのぐ力をつけつつある菅氏を政権中枢から外したかったのではないか。自分は内閣に残り、新しい官房長官に加藤氏を据えれば、自分が操れると踏んだとも考えられる」

 麻生氏は内閣改造前、派閥を合併で拡大させ、佐藤勉元総務相と、田中和徳衆院議員の入閣を要請していたとされる。

 だが、フタを開けてみれば、菅氏は留任し、麻生派から入閣したのは河野太郎外相と、鈴木俊一五輪相だった。安倍首相は、麻生氏の要求を受け入れなかったのだ。

 別の永田町関係者は「麻生、菅両氏の対立は、実は『麻生氏と安倍首相の代理戦争』ともいえそうだ。安倍内閣の支持率低迷の原因となった森友、加計問題だが、実は麻生氏周辺の影がチラつく。推測だが、麻生氏は『再び総理の座を手に入れたい』と狙っているのではないか。安倍首相が、菅氏を留任させたのは『菅氏は裏切らない』と確信しているからだ」

 麻生氏が、安倍首相の寝首をかく可能性はあるのか。

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