記事詳細

麻生氏、菅氏との“暗闘”負けた 内閣改造や醜聞対応などで対立、永田町に流れる「安倍首相との代理戦争」のウラ (2/3ページ)

 麻生氏は、吉田茂元首相を祖父に持ち、皇室とも縁戚という「名家出身の世襲議員」だが、菅氏は秋田出身で、集団就職で上京した「たたき上げの苦労人」である。政治的背景の違いのためか、安倍政権の重要な政治判断をめぐって、2人は激しく対立してきた。

 昨年春、消費税率10%への引き上げ延期をめぐり、政権与党内で激論が戦わされていた。

 財務省を率いる麻生氏は予定通り、2017年4月の増税実施を強く求め、「再延期するなら、(16年7月の参院選に合わせて)衆院を解散して(衆参ダブル選で)国民の信を問うべきだ」と主張した。一方、菅氏は消費税増税だけでなく、公明党に配慮して衆参ダブル選にも猛反対した。

 最終的に、安倍首相は菅氏の判断に軍配を上げ、19年10月への再延期を決めた。

 麻生、菅両氏は昨年10月の衆院福岡6区補選でも、意中の候補をそれぞれ擁立して大激突した。

 麻生氏は、日本獣医師会会長で、福岡県議の蔵内勇夫氏の長男を担ぎ、菅氏は、鳩山邦夫元総務相の次男、二郎氏を支援した。菅氏は「鳩山氏が優勢」との調査を根拠に、麻生氏側に“撤退”を促したが、ガンとして引かなかったという。結果として全面衝突となり、鳩山氏が勝利した。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース