記事詳細

【室谷克実 新・悪韓論】日本語とだいぶ違う韓国の「国産化」 輸入部品組み立て完成するのは“劣化コピー” (1/2ページ)

 「伝統茶を開発せよ」-。この大見出しを見たときの違和感を、いまも覚えている。全斗煥(チョン・ドゥファン)大統領(当時)の指示を伝える記事だった。よくよく読めば、「地域に埋もれている伝統茶がたくさんあるはずだから掘り起こせ」という内容だった。

 「開発」(ケバル)は「掘り起こす」という意味で使われていたのだ。韓国語で使われる漢字語を「日本で使われているのと同じ意味」と思ってはいけない-そう悟らせてくれた記事だった。

 当時の韓国は貿易赤字で苦しんでいた。「ぜいたく性飲料」にすぎないインスタントコーヒーの輸入が急増していて、大統領の指示が出たのだった(=韓国の喫茶店のコーヒーは、つい最近までインスタントコーヒーが主流だった)。

 たちまち、ハト麦の粉末を炒ったユルム茶、玄米の粉末を焦がしたヒョンミ茶(=日本の玄米茶とは違って茶葉は入っていない)…といろいろ出てきた。いずれも粉末で、熱湯を注いで飲むのだが、日本茶の味と香りになじんだ者には、とても飲める代物ではなかった。

 韓国人の多くも伝統茶には見向きもせず、インスタントコーヒーを飲み続けた。

 そういう状況のなかで“愛国者”が出現した。喫茶店には、客が吸ったたばこの吸い殻が残る。それを水に漬けて、薄茶色の水をつくる。その水を利用すれば、インスタントコーヒーを節約できる。さすが、その喫茶店主は警察に捕まったが…。

 いま韓国のネイバー辞典で「開発」を見ると、(1)未開地を開拓して発展させる(2)産業を興し、資源で人間社会を支援する(3)子供の創意を引き立てて、自尊心を呼び起こす-の3つの意味が載っている。

 「掘り起こす」は載っていないが、韓国人と話すと時として、「いま必要なことは、昔の手法を開発して…」といった具合に「掘り起こす」の用例が出てくる。きっと誤用なのだろうが…。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう