記事詳細

“赤化”が焦点に…民進党代表選で前原氏、枝野氏が一騎打ち 国会議員票では前原氏優勢

 民進党代表選(9月1日投開票)が21日告示された。最大の焦点は「共産党との連携」になりそうだ。代表選は、革新左派の枝野幸男元官房長官と、保守派の前原誠司元外相との一騎打ちとなった。枝野氏は共産党との選挙協力に前向きで、前原氏は一線を画すべきだと主張している。民進党が“赤化”するかどうかが注目されそうだ。

 前原氏「野党共闘ありきではダメだ。相手に気兼ねし、言いたいことを丸めるような政党になったら、野党第一党の矜持(きょうじ)がない」

 前原氏は20日、埼玉県北本市の党員・サポーター集会でこう語った。前原氏の地元は京都で、選挙での共産党の強さが体にしみこんでいる。かつて共産党を「シロアリ」と呼んだこともあり、選挙協力には否定的だ。

 一方、枝野氏は「自民党の議席を1議席でも減らすとの目的を見据えれば、答えはおのずから出る」といい、自公政権打倒戦術として、共産党との連携の有用性を強調する。

 昨年夏の参院選の選挙区や、仙台市長選などで野党共闘候補が与党系候補に競り勝った“成功体験”も、枝野氏を前のめりにさせている。

 ただ、共産党は「現在においても破壊活動防止法(破防法)に基づく調査対象団体である」(政府答弁書)。破防法は、暴力主義的破壊活動をした団体の活動制限などを定めている。

 民進党を離党した長島昭久、細野豪志両衆院議員は、共産党との連携を理由の1つに挙げた。同様の意見を持つ議員は多い。

 今回の代表選は合計856ポイントを争う。国会議員票では前原氏が優勢だが、ポイントの約3分の2を地方議員票や党員・サポーター票を占めている。枝野氏は労働組合に強く、党員・サポーター票の獲得ではリードするとみられる。枝野氏が勝てば、党分裂は避けられない見通しだ。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース