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【高橋洋一 日本の解き方】野田聖子総務相の消費増税発言は総裁選にらむ首相の想定通り 小池都知事との連携に活路も (2/2ページ)

 実のところ、野田総務相がいくら来年の総裁選に出馬するといっても、数の上からみれば、安倍首相の対抗馬にはなりえない。実際、15年の自民党総裁選には推薦人の20人すら集められず、出馬を断念せざるをえなかったくらいだ。仮に、推薦人を集められたとしても、安倍首相の立場を脅かす存在ではない。

 では、野田総務相はどのように活路を見いだしたらいいのか。考えられるのは、党外に出た小池百合子都知事との連携や協力であろう。

 自民党総裁選で、党外勢力の協力をあおぐというのは、従来の自民党セオリーではあり得ない話だが、その常識を破らないと、安倍首相には付け入る隙もないのだ。

 安倍首相にとって、来年の総裁選に野田総務相や石破茂元幹事長だけが出てくる展開であればいい。今回の党人事で優遇した岸田文雄政調会長や盟友の麻生太郎財務相が出馬しなければ、総裁三選は固いからだ。それまでは自由に政策論争できればいいというのが、今回の改造の意図だろう。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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