記事詳細

6人書類送検で慶大集団強姦、処分どうなる? 専門家「主犯格は起訴、実刑も」

 「ミス慶応コンテスト」を主催していた慶応大の「広告学研究会」(昨年10月に解散)の男子学生が、神奈川県葉山町の施設で女子学生に酒を飲ませ集団でレイプしたとされる事件は、発生から1年近く経過して男子学生6人が集団準強姦容疑で書類送検された。地検は起訴の是非を慎重に判断するが、専門家は「主犯格は起訴され、実刑となる可能性も十分考えられる」と指摘する。

 当時18歳の女子学生は昨年9月2日夜、葉山町の施設で男子学生にテキーラを連続して飲まされ、意識もうろう状態で乱暴されたと主張した。

 同年12月には、酒に酔った女性を集団で暴行したとして千葉大医学部の学生らが逮捕されていたことが発覚。すでに一審で懲役4年の実刑判決が出た被告もいる。捜査や裁判の進行には差があるようにも感じる。

 弁護士の高橋裕樹氏は「事件があった日から、被害届が提出、受理されて警察の捜査が始まるまでの期間が関係しているのではないか。期間が長ければ長い分、疑いが持たれる者たちは口裏合わせをするなどし、有力な証拠が失われることにもなりうる」と話す。慶大の事件で、女子学生が神奈川県警へ被害届を提出、受理されたのは10月15日で、発生から1カ月以上が経過していた。

 逮捕の有無も捜査の進展に影響を及ぼすという。「千葉大の場合は裁判所が証拠隠滅の恐れがあると判断し、逮捕したことが考えられる。容疑者を逮捕した場合は、勾留期限内に起訴できるか結論を出さなければならないため、捜査も素早く行われる。一方、慶大のケースのような在宅での捜査は期限がないので長引きがちだ」(高橋氏)

 慶大の男子学生の一部は女子学生側と示談しているという。捜査関係者によると、男子学生が女子学生を抵抗できないほど泥酔させたかを立証するのは困難とされる。

 高橋氏は「示談ができているかどうかも当局の判断に加味されるだろうが、集団準強姦は罪としては重い。事実関係が認められれば、主犯格が起訴され、裁判で実刑となる可能性も十分考えられる」とみる。

 私学の雄の学生が引き起こした不祥事は、どう決着するのか。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース