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細野氏、離党表明は「党内で居場所がなくなった」が真相 「加藤の乱」ばりの断末魔に同調者ゼロ (1/2ページ)

 民進党の細野豪志元環境相が4日、離党する意向を表明した。新党結成を表向きの理由とするが、盟友の前原誠司元外相のもとを離れ、蓮舫執行部からも逃げ出した「身勝手路線」が反発を受け、党内で居場所がなくなったのが真相といえる。今後は野党再編を主導するというが、「たった一人の反乱」への同調者は現時点で見当たらず、実現性には疑問符がつく。(豊田真由美)

 「大将なんだから仲間のことも考えてほしい」「党が厳しいときだからこそ踏ん張るべきだ」

 細野氏が立ち上げた党内グループ「自誓会」の4日の会合では、平成12年に自民党の加藤紘一元幹事長が起こした「加藤の乱」の断末魔ばりに、細野氏に自重を求める声が相次いだ。

 しかし、細野氏は「2年ほど前から党のあり方に思うところがあった」などと訴え、考えを曲げなかった。会合で追随を表明した議員は一人もおらず、むしろ離党を後押しするような突き放した意見も出たという。

 前原氏もこの会合直前に細野氏に電話し、離党を思いとどまるよう説得したが、翻意させられなかった。前原氏はその後、出馬表明した党代表選(21日告示、9月1日投開票)を引き合いに「新代表のもとで党の結束をもう一度確認したい」と厳しい表情で語った。

 細野氏は12年の衆院選以来、選挙区で6回連続当選した実力者だ。旧民主党では前原、小沢一郎両代表(当時)下で役員室長を担い、菅直人、野田佳彦両内閣で原発事故担当相や環境相、24年に党幹事長を務めた。将来への期待も高く、26年に細野氏を首相候補に押し上げるために自誓会が結成された。

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