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“とばっちり”で隣国に大被害 過去には日本で起きた地震で韓国も… (1/2ページ)

 普通は、地震が起きた国が一番の被害を受ける。だが、隣国で大きな地震被害が生じることがある。

 先週、エーゲ海南東部のトルコで、マグニチュード(M)6・7の地震が起きた。トルコでは約70人が病院に搬送されたが、隣国ギリシャのコス島で少なくとも2人が死亡し、120人以上が病院に運ばれた。隣国のほうが被害が大きかったのだ。

 コス島は、古代ギリシャの医者ヒポクラテスが生まれた場所として知られている。いまはエーゲ海では有名な観光地だ。

 一般には地震が少ない欧州だが、エーゲ海、ギリシャ、イタリアなど欧州南部ではアフリカプレートがユーラシアプレートと衝突しているので地震が起きる。今回の地震も、これらのプレートの衝突が起こしたものだ。

 1908年にイタリア南部のメッシーナで起きたM7・1の地震では、6万~10万人以上が死んだ。近代ヨーロッパ史上、最悪の犠牲者の数だ。

 今回の地震が起きたところは、隣国といっても、ほとんどトルコのすぐ沖までギリシャの島々が迫っているところだ。中東からEU諸国へ向かう難民もトルコから、わずか数キロの海を越えるだけでギリシャの島に達してEUに入れることになる。

 世界のほかの地域でも、今回よりもずっと遠くても隣国に地震被害が及ぶことがある。

 1994年にボリビアの地下630キロで起きたM8・2の深発地震は、隣国ペルーで10人の犠牲者を生んだ。

 ボリビアでは地震の揺れで高層ビルのいくつかの窓ガラスが割れた程度だったが、ボリビアの西に接するペルーでは家の倒壊や地すべりが多発した。こちらの国で大きな被害を生んでしまったのだ。

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