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韓国メディア、慰安婦合意「関係改善の障害物の代表例」 盧武鉉政権の再現に懸念も (1/2ページ)

 【ソウル=名村隆寛】韓国の大統領選から一夜明けた10日、韓国各メディアは文在寅氏の当選をトップニュースで伝えるとともに、新政権の課題として経済や外交を挙げた。その一方で、文在寅政権がかつての盧武鉉政権の再現になることへの懸念も示した。

 朝鮮日報は大型社説で、「盧政権下では毎日のように新たな対立と分裂が繰り返された。新政権の発足で当時に戻ることになれば、明らかに歴史の逆行だ」と国内の理念対立の解消を訴えた。

 中央日報の社説は、「文大統領が迎える現実は1997年の通貨危機の時よりもより厳しい。当時、金大中大統領は前任者を非難しなかった」とし、当選前までのような前政権非難に明け暮れるのではなく、現実を直視するよう求めた。

 一方、聯合ニュースは、日韓関係について、「当面は調整局面を迎える。対日政策も全般的に見直すとみられる」と展望した。

 また、慰安婦問題をめぐる日韓合意を「両国関係改善の障害物の代表例」として挙げ、文氏が選挙期間中、合意の再交渉を主張してきた点に触れた。

 ■米国 同盟強化要求もFTAは強気

 【ワシントン=加納宏幸】スパイサー米大統領報道官は9日、当選した文在寅氏に祝意を示すとともに、米韓の同盟関係を発展させることへの期待を表明する声明を発表した。トランプ政権としては、核・ミサイル開発による北朝鮮の挑発行為をやめさせるため、同国との関係改善に意欲を示す文氏に引き続き北朝鮮への圧力強化を求める構えだ。

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