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【トニー・マラーノ 痛快!テキサス親父】正男氏暗殺は習氏の顔に泥塗ったも同然だぜ 中国の「薄れた北への影響力」露呈 (1/2ページ)

 北朝鮮の独裁者、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件は、状況が目まぐるしく変わっているようだな。米国でも大きなニュースになっているが、随分、きな臭い事件だぜ。

 実行犯の女性2人は当初、「日本のテレビ局のイタズラの番組だと言われてやった」と供述していたが、マレーシア警察の記者会見によると、毒物と認識して実行したらしいじゃないか。北朝鮮大使館の2等書記官も関与しているようだが、大使館は治外法権だから逮捕は難しいだろうな。

 正男氏の息子、金漢率(キム・ハンソル)氏が、マレーシアに入国したのか否かも注目されている。

 俺が驚いたのは、ハンソル氏は昨年秋から、英国のオックスフォード大学大学院へ進学する予定だったが、中国当局が、北朝鮮による暗殺の危険性を警告したため、断念したという報道だ。中国当局は「対北カード」として保護してきた正男親子に「中国とマカオ以外から出ないように」とも伝えていたという。

 中国の北朝鮮に対する影響力が薄れている-と言われてきたが、その通りだったようだな。中国は事件に対し、ほぼ沈黙状態のようだが、習近平国家主席の顔に泥を塗られたようなものなのだろう。

 ハンソル氏は、ボスニア・ヘルツェゴビナのインターナショナルスクールを卒業し、フランス屈指のエリート養成校「パリ政治学院」で学んだという。西側の生活を経験すれば、北朝鮮が世界から孤立した、異常な「世捨て王国」だと気づくものだぜ。

 これは、中国にも言えることだ。

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