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【室谷克実 新・悪韓論】韓国社会「北朝鮮体質」への道に一直線 朴正煕政権下に戻った検察の職権乱用 (1/2ページ)

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権は、完全なレームダック(死に体)状態にある。

 そのなかで、検察権力は一夜にして「体制の番犬」から「公憤集団の走狗」に変わった。公憤集団を操るのは「ともに民主党」(以下、民主党)の旧盧武鉉(ノ・ムヒョン)系の実力者たちであり、そのトップが次期大統領候補ナンバーワンの文在寅(ムン・ジェイン)前代表だ。となれば、今日の状況は、文政権のためのウオーミングアップと見ることができる。そこで何が行われているのか。

 政権が文化人のブラックリストを作成したとの“疑惑”では、元大統領秘書室長と現職の閣僚が職権乱用罪で逮捕された(=閣僚は逮捕後に辞任)。一国の政権がブラックリストを作成するのは、政権を批判している文化人に政府広報誌の執筆を依頼したくないし、政府後援イベントにも招きたくないからだ。いわば「当たり前の自己防衛策」の範疇(はんちゅう)に入るだろう。

 盧政権は、いわば“文化人のレッドリスト”を作成し、「赤い文化人」を高級公務員に抜擢(ばってき)し、さまざまな優遇措置を講じていた。当時、「盧武鉉のコード人事」と呼ばれた。コード(波長)が合う「赤い文化人」を優遇するためのリストだ。

 ブラックリストも“レッドリスト”も本質は変わらない。むしろ“レッドリスト”は特定少数に利益を与えたが、ブラックリストによる不利益者が出たわけではない。

 これで逮捕・拘留するとは、「検察の職権乱用」であり、許可した裁判所の「公憤におもねる姿勢」の表れだ。

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