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【室谷克実 新・悪韓論】“左翼の巫女”の呪いに覆われた国 繰り返される「韓国型公憤の興奮劇」 (1/2ページ)

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は6日、「来年4月退陣」の意向を表明したが、野党は9日には弾劾案を採決するという。弾劾が不成立なら大混乱、成立しても次は憲法裁判所の審議だから、また混乱は確実だ。

 韓国型の「公憤」とは燃え上がったら最後、「憤怒する側は絶対正しい」「憤怒の対象は絶対悪い」で、途中で「本当にそうなのか」と見直すことはない。他の事案(=例えば、今なら経済課題)に目をやることもほとんどない。暴走あるのみだ。

 今回の「公憤」の裏には「左翼の巫女(みこ)」の活躍がある。野党「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)代表だ。「反朴」ながら保守性向濃厚な朝鮮日報(11月10日)が、こう報じている。

 《秋氏は「崔被告と『心霊対話』をしていた大統領」「大統領が韓国を邪教に奉献」「崔被告は悪魔と口づけしているだろう」と度を越した毒舌をバラ巻いてきた。今度は「(大統領が)注射が気分よくて意識がもうろうとして、国政を指揮できないのなら、そのまま退陣すべきだ」と主張した。批判ではなく呪いだ》

 つまり「左翼の巫女」というわけだ。

 彼女が呪いの言葉を声高に述べ始めた時期は、同党の大統領候補である文在寅(ムン・ジェイン)氏の「対北お伺い」スキャンダルが出たときでもある。

 盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権下、国連での北朝鮮人権決議にどう対応するかが課題になった際、大統領府の秘書室長だった文氏は「北の意向を聞いてみよう」と提案し、韓国は結局、「棄権」した経緯がある。

 呪いの言葉で「朴槿恵と崔順実が絶対に悪い」の「公憤」に火が付き、「対北お伺い」の件は消えてしまった。

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