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【室谷克実 新・悪韓論】朴大統領、辞意に狡猾な罠 国会の混乱狙う“落とし穴”で弾劾採決も先送り (1/3ページ)

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領(64)が、狡猾な罠(わな)を仕掛けた。親友の崔順実(チェ・スンシル)被告による国政介入疑惑をめぐる国民向け談話で11月29日、「国会の決定に委ねる」といい、条件付きで任期満了を待たずに辞任する意向を表明したが、これが国会を混乱させるトラップとの見方が浮上している。野党3党は30日、朴氏の弾劾訴追案をめぐる調整を本格化するが、当初目指していた12月2日から9日に採決を先送りする公算が大きくなった。韓国事情に精通するジャーナリストの室谷克実氏が迫った。

 朴大統領が先月29日、「私の大統領職の任期短縮を含む進退問題を国会の決定に任せる」と述べるとともに、崔被告による国政介入疑惑について改めて謝罪した。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」の“クセ球”と見るべきだろう。

 朴氏は11月8日、丁世均(チョン・セギュン)国会議長に「国会が推薦する首相候補に、ほとんどの権限を移譲する」と提案した。だが、丁氏は申し出を拒否した。名目上の理由は、野党第1党が「すべての権限でなくてはいけない」とハードルを高めたためだ。しかし実は、国会が首相候補を一致して推薦できる状態にないからだ。

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