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【室谷克実 新・悪韓論】朴大統領に近い2財団の怪 大量資金集め 退任後に捜査対象の観測 (1/2ページ)

 自由な体制のなかに巣食う腐敗を剔抉(てっけつ=えぐり出す)することが、自由な体制の護持につながる-。造船疑獄事件(1954年)を手掛けた「鬼検事」河井信太郎氏が講演会で述べたことを思い出した。

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権の行動がまったく逆だからだ。腐敗を批判する声は、国の根幹を覆そうとする左翼による陰謀だ、との状況認識はさておく。1つの問題は「だから、体制内の腐敗分子を守る」と動いていることだ。

 しかし、最近明るみに出た2つの財団による金集めが、体制の中心が腐敗していることを示すとしたら、「左翼による陰謀論」も自己防衛のための詭弁(きべん)となる。

 疑惑の財団とは「ミール財団」と「Kスポーツ財団」だ。ミールは韓国料理の世界への普及、Kスポーツは韓国の伝統スポーツの世界普及を掲げている。

 これまでに韓国メディアが伝えた疑惑の主な内容は、(1)韓国の認可事務は時間がかかるのに、2つの財団が申請翌日に認可を得ている(2)大統領のフランス訪問ではミールが、イラン訪問ではKスポーツが記念イベントに出場した。実績もない財団が選ばれたのは不可解(3)全経連(=日本の経団連に該当)の主導で、財閥企業が自主的に出捐(しゅつえん=金銭の寄付)しているが、ミールが486億ウォン(約44億2600万円)、Kスポーツが288億ウォン(約26億2280万円)も短期間で集められたのは政権の圧力があったからではないのか-といった点だ。

 とりわけ、Kスポーツについては、朴氏の「最側近」とされる女性が、話を持って回ったことが明らかになっている。女性は「空白の7時間」で、秘線(密会相手)とされた男性の元妻だ。その女性が通うスポーツマッサージ店のオヤジが、288億ウォンもの大金を握る理事長になっている。いかにもダミーではないかというわけだ。

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