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【室谷克実 新・悪韓論】「儒教の教え」はどこへ行った? 高齢者扶養の責任が「家族」から「社会」へ (1/2ページ)

 国民が抱く基本的な社会意識や価値観とは、大衝撃を受けるか、あるいはよほどの長い歳月を経なければ変わらない。そう思ってきたのだが、韓国は違った。

 聯合ニュース(2016年5月24日)によると、「高齢者扶養の責任は家族にある」という認識は1998年の世論調査では89・9%を占めていた。もう絶対の常識だった。ところが、14年には31・7%まで激減した。

 「社会に責任がある」は98年には、わずか2・0%だったが、14年には51・7%に跳ね上がった。

 韓国の物価は、日本よりわずかに低いとされているが、ビッグマック指数(=マクドナルドの同一商品の価格を各国ごとに比較した数値)で見ると、日本より2割ほど高い。そうした中で、国民年金は日本の半分以下。それで、子息からの援助もなかったら…。

 韓国のマスコミが伝えるところを見れば、老人(65歳以上)の貧困率は49・6%でOECD(経済協力開発機構)加盟国のトップ(朝鮮日報16年3月26日)であり、老人(70歳以上)の42・3%は病気になっても、金がないから医者に行かない(朝鮮日報12年1月7日)。

 段ボールや古物を拾って生計の足しにしている老人は全国で175万人に上ると推計される(CBSニュース13年12月12日)。

 ソウルの都市公園には早朝から貧しい老人たちが集まってくる。家に居づらいからだ。韓国観光のサイトで、宗廟(チョンミョ)市民公園の写真を見れば、まるで東京・巣鴨の地蔵通りの縁日のようだ。列をつくる習慣がない国なのに、宗教団体による無料昼飯提供には老人たちの長い列ができる。

 そして、昼下がりになると、公園には70歳を過ぎた売春婦が出没する。ハンギョレ新聞(12年11月9日)のルポ記事によると、俗に言う「チョンの間」が2万ウォン(約1790円)、裏路地の旅館代は5000ウォン(約440円)。ハンギョレの見出しが泣かせる。「廃紙拾うよりは爺さんと…」。慰安婦大国の哀れな日常だ。

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