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【室谷克実 新・悪韓論】朴政権の闇…黒いウワサ尽きない首席秘書官が居座れる不思議 (1/2ページ)

 韓国大統領府の民情首席秘書官とは、ものすごい権限を持つ職責だ。最高裁、検察と警察、それに国家情報院の幹部の人事権を事実上握っている。中央省庁の次官級人事についても、事前に身辺を調べて「ダメだ」と言える。大統領の親族の動向監視も、この首席秘書官が任されている。

 その人物-禹柄宇(ウ・ビョンウ)氏に関する金銭疑惑が、次から次へと浮上している。保守系マスコミまで「禹柄宇辞任を」と要求しているのに、朴槿恵(パク・クネ)大統領は禹氏をかばい続けている。朴氏は、禹氏に“弱み”でも握られているのではないかという観測が出てくるのも無理からぬところだ。

 禹氏は検事出身だ。検事長に昇進できずに退職し弁護士をしていた。その人物が、なぜ大統領秘書官に招かれたのかは謎だ。上司の首席秘書官が「空白の7時間」をめぐる機密文書の流出問題で辞任した後、彼がなぜ首席秘書官に抜擢(ばってき)されたのかも謎だ。

 まだ金銭スキャンダルは表面化していなかったが、保守系で親・朴槿恵の中央日報(15年1月25日)が「財産が多いということ自体が公職者の欠格事由ではないが…今回の民情首席秘書官人事は再考しなければならない」とまで書いていた。周辺の人間にとっては「なぜ、あいつが」だったようだ。

 今回の疑惑表面化の発端といえるのは、特任検事チームが、かねてから噂が尽きなかった陳●(=日の下に火)準(チン・ギョンジュン)検事長(検事正に該当)を7月、収賄容疑で逮捕したことだった。

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