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【ヨシタケシンスケ】「面白がり方」探してます “発想えほん”シリーズで異例のヒット舞台裏 (1/3ページ)

2017.04.06

ヨシタケシンスケ
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  • <p>『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)</p>

 今最も注目を浴びる絵本作家といったら、この人だろう。主人公がユニークな考えをめぐらせていく“発想えほん”シリーズのほか、小さな共感が笑いを誘う作品の数々は、子供のみならず大人も魅了して止まない。自分自身を励ますために追求してきた「物事の面白がり方」が、作品づくりに生かされているというからさらに味わい深い。

 絵本出版の誘いを受けたのは、イラストレーターとして雑誌で挿絵などを担当していたころ。2013年に出版したデビュー作『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)は累計で37万部を売り上げ、異例のヒットを続けている。

 それまでも、デビューの誘いはあったが、一歩踏み出せずにいた。

 「これまで自分が読んできた名作たちを思い出したとき、わざわざ新しくやれることはない気がしていたし、『絵本とは何か』『教育にいいものとは』みたいなことを考え出すとできなかった。でも、編集者の方から『リンゴをいろんな目線で見てみる』というお題をもらって『面白そう、やらせてください』と始まった」

 『りんごかもしれない』はテーブルに置かれた1個のリンゴをめぐって、男の子がさまざまなことを想像していくという物語。その豊かな想像力は大きな反響を呼んだが、「珍しいことをやろうと思っていたわけではなく、『できることでどうにかやらなきゃ』とあがいた末にたどり着いた表現だった」という。

 
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