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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】「チーム医療」駆使し患者の細かな要望に対応 奥沢歯科医院院長・奥沢康彦さん (1/2ページ)

 東京メトロ日比谷線の入谷駅から言問通りを東に向かって歩くと、正面に東京スカイツリーがくっきりと浮かび上がる。そのまま3分ほど歩いたビルの2階にある奥沢歯科医院は、保険診療メインの地域密着型歯科クリニック。奥沢康彦院長は、一度、損保会社でサラリーマン生活を送ったあと、一念発起で歯学部に入り直した苦労人だ。

 「歯科医師としてデビューしたのが32歳。その頃には女房どころか子供までいたので、すぐにでも収入を得たかった」と笑う。横浜のクリニックで3年間のトレーニングを積み、平成元年に台東区内で開業した。

 一見、何の変哲もない歯科医院だが、じつは大きな特徴がある。院内に歯科技工士が常駐しているのだ。

 一般的には外注することの多い義歯など作製を、常駐する歯科技工士が院内で作っている。

 「歯科技工士が直接患者の口の中を見るので、色や形状などをより精巧に作り出せる。これが一番のウリですね」

 そう語る奥沢院長が重視するのは「チーム医療」。歯科技工士だけでなく、歯科衛生士も患者と深くかかわることで、治療の質を大きく底上げする-と考えるからだ。奥沢院長と一緒に歯科衛生士も勉強会に出て、高度な知識を身に付ける。そこで得た知識を患者への栄養指導などに生かしていく。

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