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【今から始めよう!70代まで働く健康術】高齢者の「社会脱落」を予防する 郵送調査で見る社会からの脱落レベル (1/3ページ)

 いくつになっても元気で働き続けたいが、気持ちに心身がついてこなくなることがある。たとえば、外出が思うようにできなくなり、自宅で過ごすことが増え、仕事や地域社会への参加からも遠ざかる。このような状態に段階があることが、最新の研究でわかった。

 「高齢者は、ある日、突然引きこもり、社会から離脱するわけではありません。数年前から段階を踏んでいます。その脱落レベルを調べ、脱落しないように予防することが重要といえます」

 こう話すのは、東京都健康長寿医療センター研究所の福祉と生活ケア研究チーム研究員の河合恒(ひさし)氏。昨年8月、ユニークな調査方法による研究で「高齢期の社会からの離脱には段階がある」との論文を国際雑誌に発表した。

 「私たちは、定期的に同じ地域の方々に郵送調査を行い、高齢者の介護予防に役立てる研究を続けています。約半分の方からご回答を得られているのですが、その後の追跡調査を今回行い、興味深い結果を得たのです」

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