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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】「肝胆膵外科」の次代を担う若き俊才 東京女子医科大学病院助教・大目祐介さん (1/2ページ)

 今年10月。国内でも有数の症例数を誇る若き肝胆膵外科医が、東京女子医科大学病院に転籍してきた。大目祐介医師だ。

 京都大学医学部を卒業後、肝臓・胆のう・膵臓のがんに代表される外科治療において症例数の多い病院で、腹腔鏡手術と開腹手術の腕を磨いてきた。同年代の肝胆膵外科医の中ではずば抜けた数の手術を経験してきた努力は実を結び、第2回国際肝臓内視鏡外科学会では最高位の「ベスト・ビデオ・アワード」を受賞。

 「細かい箇所の“決め具合”にはこだわります。これは師匠の教えに従ってのこと」

 師匠とは、日本を代表する肝胆膵外科医の一人で、同大消化器外科准教授の本田五郎医師。本田門下の一番弟子を自任し、また徹底的に鍛えられてきたが、40代に突入して、考え方に変化が生じているという。

 「がむしゃらに手術をこなす時期は脱したと思うんです。患者さんに本当に有用な治療(手術)は何かを考えるようになりました。明らかにステージが変わってきたことを意識しています」

 もちろん手術の腕をさらに磨くことは変わらないが、大学病院への赴任をきっかけに、新しい手技の開発や論文執筆、さらには後に続く若手医師の指導など、考えなければならないことは多い。

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