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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】健診技術を生かし地域の健康づくりに尽力 なわ内科・呼吸器クリニック院長、名和健さん (1/2ページ)

 茨城県日立市金沢町。古くからの住宅地の一角に、真新しい診療所がある。「なわ内科・呼吸器クリニック」は、呼吸器を柱とする一般内科の初期診療と予防医療に力を入れる目的で今年5月に開設された地域密着型診療所である。

 院長の名和健医師は、医学部を卒業と同時に日立製作所に産業医として入社。同社の産業保健部門と病院で「予防」と「臨床」の双方を経験してきた内科医だ。

 健診部門では、一般的なエックス線(レントゲン)撮影ではなく、CTスキャンを使った肺がん検診をいち早く導入。そのCTも、これまでより放射線量を大幅に落とし、被験者の被ばく量を減らしながらも正確な診断に結び付ける技術の確立に貢献している。

 「従来のエックス線撮影では、骨や心臓の陰になって微細な異常が見にくくなることがある。その点CTなら、高い精度で見つけられます」と名和医師。

 放射線量を下げると画質も下がる。それによってがんなどの病変を見つけにくくなるのでは-という不安も出てくるが、名和医師は「その心配はない」という。

 「放射線量を通常のCTの数分の1に下げても、病変の有無の判断は十分にできます。初期診断の材料としては十分に機能します」

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