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【銭湯 湯悠散歩】都電で行く“お風呂御殿” 東京・早稲田「豊川浴泉」

 創業は1950(昭和25)年。瓦屋根の周りには獅子や蛇などの魔よけの装飾が施され、天井は最も格が高い格天井。その風格に創業当時は常連客から、“目白御殿”と呼ばれていたという。その面影を残しつつ、今年の4月に脱衣所などをリニューアル。これまでよりも、さらに使いやすい空間になった。

 浴室の天井は高く、威風堂々とした富士山のペンキ絵(写真上)を眺めると、解放感に浸ることができる。3年ごとに中島盛夫氏が、自由に描くペンキ絵も常連客の楽しみのひとつ。

 浴槽はリラックスバス、ミクロバイブラ、薬湯の3種類。薬湯は日替わりで楽しめる。女湯には脱衣所から眺められる小さな庭があり、池で鯉が泳ぐ姿に癒される。

 「銭湯は清潔第一。お客さまから『気持ち良かった。いいお湯だった』と、言われるのが一番の喜び」と話す、3代目の岡嶋幸夫さん(顔写真)。営業時間になると、お香をたいてお客を迎える。

 備え付けのシャンプー、リンス、ボディーソープは男女で種類を変えるなど、細やかな心配りもうれしい。

 ■東京都文京区目白台1の13の1 03・3941・7856 都電荒川線早稲田駅から徒歩約5分。営業16~23・50。月金休。料金大人470円(12歳以上)。

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