記事詳細

【長田昭二 ブラックジャックを探せ】肌は「体を守る防御機構」、全身の健康状態と関連付け診療 順天堂大学医学部附属浦安病院・皮膚科准教授、木村有太子さん (1/2ページ)

 JR京葉線・新浦安駅から徒歩7~8分。順天堂大学医学部附属浦安病院(千葉県浦安市)の皮膚科准教授を務める木村有太子医師の専門は、尋常性ざ瘡(ニキビ)や皮膚真菌症(水虫など)とレーザー治療。

 父は内科医。木村医師もデビュー時は内科医だったが、3年間の内科研修を経て、皮膚科に転科した。

 「症状を目で見ることができる点で皮膚科に魅力を感じたんです。ただ、内科系疾患に由来する皮膚症状は意外に多く、内科で学んだことはいま、とても役立っています」

 ニキビや水虫治療を大学病院で? と思うかもしれないが、じつはこれらの疾患は、治療機会を逸して重症化するケースが少なくないのだ。

 「悪化したニキビを放置したことで瘢痕(はんこん=目立つ傷跡)化し、皮膚表面に凹凸ができてしまい悩む人は後を絶ちません。そんな場合はレーザーなどを使った専門性の高い治療もおこなっています」

 他にも女性のシミや小児のあざなど、「誰にでも起こり得る、それでいてかかってしまうと悩みも深い症状」を丁寧に、積極的に対応していく。

 全身に皮疹ができて、複数の医療機関で診てもらったが原因がわからず、困り果てて木村医師の外来に駆け込んできた女性患者がいる。木村医師が徹底的に調べたところ、インドで流行している耐性を持った白癬菌による症状だった。

関連ニュース