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【食と健康 ホントの話】高血圧にはマグネシウム豊富な粗塩が◎ (1/2ページ)

 高血圧の発症には、さまざまな環境因子が複合的に重なっているが、中でも塩分過多は見過ごせないリスクファクターの1つ。大変だが実際に塩分制限をすると、血圧が下がる人は少なくない。ご存じのように塩分(ナトリウム)は水分を体内に引き込む働きがあり、塩分過多で血液量が増えて血圧が上がるためだ。

 そのナトリウムを排出する働きがあるミネラルは、カリウムがよく知られている。しかし実は、マグネシウムもその働きを担っている。長年生活習慣病とマグネシウムの関係の臨床研究をしている、東京慈恵会医科大学客員教授の横田邦信医師は、「普通の食生活をしている中でマグネシウムが不足し、高血圧状態が起きている人がけっこういます」と話す。

 高血圧の診断基準は、診察室で測定した場合、収縮期血圧が140mmHgかつ/または、拡張期血圧が90mmHg以上。あるいは家庭血圧が同様に135mmHgかつ/または85mmHg以上だ。

 「この診断基準に近いレベルの血圧の人は、マグネシウムが足りていない人が意外と多いのです。とくにメタボリックシンドロームで、血圧がほどほどに高い人は、マグネシウムが足りなくて血圧が高い人が多くいらっしゃいます」

 日本の高血圧患者の中には、塩分摂取によって血圧が上昇しやすい人とそうでない人がいる。前者は食塩感受性のある人だが、とくにそういう人がカリウムだけでなくマグネシウムをしっかり摂ると、尿中にナトリウムを排出し、降圧効果が得られやすいという。

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