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【MCIリバーター 軽度認知障害回復奮闘記】代償効果で「第3の脳」が動き出す 筋トレでチャレンジ精神を獲得 (1/2ページ)

 ヒトの大脳の神経細胞は100億個以上あるとされている。そのうち使っているのはたった数%。多くの脳細胞は使われないままだそうだ。

 トレーナーの本山輝幸さんは脳にたまったβアミロイドなどで脳細胞が死滅しても、感覚神経をつなげることで使っていない脳細胞に刺激を与えて活性化させることができるという。これを代償効果と呼ぶそうだ。

 しかも、一度感覚神経がつながれば、日常生活で坂道などを歩くだけでも刺激が脳に伝わり活性化する。では、感覚神経とはいかなるものか。本山さんに聞くと、「運動神経は脳から指示を出して手足を動かすもの。手足のほか体の痛みなどの刺激を脳に伝える働きをするのが感覚神経です。脳と体のネットワークシステムと考えるといいかもしれません」と言う。

 朝田隆医師によると、感覚神経がつながると認知症が改善するとの本山理論はまだ医学的には証明されていないが、最近はこの感覚神経理論に共鳴する医師も出てきているという。

 「要するに本山理論は証明されてもいないが、理論的に否定することもできない」(朝田医師)

 認知力アップデイケアでは休憩をはさみながら本山式筋トレを2時間半かけておこなっている。たいした道具を使わないのでどこでもできる。足の脛など鍛える筋肉が小さい部分は痛みが感じにくい。最も感じやすいのは大腿四頭筋と中臀筋だという。その2つを鍛える運動をやってみよう。

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