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【雇用延長時代を生きる健康術】「週末だけ運動」でも、うつ抑制につながる 筋トレを加えることで“一石二鳥”の役割も (1/2ページ)

 うつ(鬱)発症のリスクを下げるには、毎日60分以上歩くような運動習慣が役立つことを前回紹介した。仕事などが多忙で毎日の運動習慣を保つのが難しい人もいるだろう。週末にまとめて運動する場合、うつ抑制につながるのだろうか。

 「週末だけでも運動する集団は、全く運動していない集団と比べ、抑うつの割合が約3割低い結果が英国の研究で示されています。週末だけの運動でも実践することが大切です」

 こう話すのは、帝京大学大学院公衆衛生学研究科の桑原恵介講師。身体活動量を示す単位「メッツ・時」で、運動習慣ない人と比べて、週に25・5メッツ・時までは運動量が増えるほどうつ発症リスクが直線的に下がったとの研究報告を行うなど、うつと運動に詳しい。

 毎日60分以上歩くことが、週23メッツ・時の目安。では、週末にまとめて運動する場合、どの程度ハードな運動を行えばメンタルヘルスに役立つのか。

 「私たちの研究では、研究スタート時点の抑うつレベルを考慮しなければ、軽めの運動か激しい運動かどうかによらず、運動は抑うつに予防的でした。が、研究スタート時点の抑うつレベルを調整すると、激しい運動を何らかの形で行っている人のみ、リスクの低下が認められました」

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