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【夏も危険!心臓血管病対策】夏に要注意!高齢者を直撃する熱中症→「心不全」 室内にいる時は水分だけでなく室温調整も (1/3ページ)

★(5)心不全

 夏に気を付けたい心臓血管疾患。5回目のテーマは「心不全」。訃報でも目や耳にすることの多い病名だが、実態を十分理解している人は意外に少ない。

 大森赤十字病院(東京都大田区)心臓血管外科部長の田鎖治医師が解説する。

 「心不全とは心臓の働きが低下した状態の総称。心臓が全身の血液を正常に循環することができなくなっている状態です」

 夏場は要注意だという。

 「気温が高くなると、心臓が懸命に血液を循環させて、体から体温を発散させようとするので、負担がかかる。ここに脱水や水分の過剰摂取が重なると、エンジンが焼きついたり、オーバーロードでダウンしてしまうのです」

 最近の症例では、心臓の働きが一見、正常なのに心不全になる高齢者が増えているという。

 高齢者は心臓以外の臓器の機能が低下していることも多い。また、体の筋肉量の低下や、栄養が不足していることもある。ひと昔前の言葉でいうと老衰なのだが、今はこのような状態を「フレイル(=虚弱、脆弱などの意味)」と呼ぶ。

 こうなると、心臓の働きが悪くなくても、ちょっとしたことで心不全になってしまうことがあるという。

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