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【松浦達也 肉道場入門!】「揚げたて・炊きたて・とじたて」の究極カツ丼! 有楽町「あけぼの」 (1/2ページ)

★絶品必食編

 よく蕎麦食いの人が「挽きたて・打ちたて・茹でたて」の「三たて」がいいなんてことを言う。でもカツ丼だって「揚げたて・炊きたて・とじたて」の「三たて」がいい。

 東京・有楽町は交通会館の地下にある「あけぼの」では、毎日コシヒカリを2升炊きの羽釜で8回炊き上げる。もちろんかつも注文ごとの揚げたてで、卵でとじたら、すかさず丼に滑り込ませる名人芸つきだ。

 一連の動作だけでもう眼福である。カツ丼はカウンターに限る。熟練の職人がカツ丼を作る様は、ひとつの極上のエンターテインメントなのだ。

 「カツ丼ひとつ」と注文をする。職人が衣づけをした肉を揚げ鍋に投入する。「ジュワァアッ!」という揚げ音をBGMに丼が登場。湯気がもうもうと立つ釜にしゃもじを差し込み、メシを盛る。

 いつの間にか、つゆを張った丼鍋が火にかけられている。ほどなく揚がったかつがザクッザクッという心地いい音とともに衣を散らしながら切られていく。一口大となったかつは丼鍋でスライス玉ねぎとともにクツクツクツ…。

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