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【食と健康 ホントの話】焼酎が血糖値の上昇を抑制する可能性!? 臨床実験で驚きの研究結果 (1/2ページ)

 健康上ダイエットが必要な人にとって、アルコールの影響は当然気になる。近年は、飲料中にカロリー(糖質)が含まれない焼酎やハイボールなどの蒸留酒が人気となっている。

 中でも、焼酎が食事時の血糖値上昇を抑制する可能性があるという。その可能性を示す研究を紹介しよう。

 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科の乾明夫教授、同大学農学部附属焼酎・発酵学教育研究センターの吉崎由美子准教授らの研究グループは、次のような臨床実験を行った。健康な男女6人に、ビール、清酒、焼酎(芋)の3種類を、アルコール量は40グラムになる量を食事とともに摂取してもらう。対照として水を摂取してもらった。それぞれの飲料を飲む実験日に病院に入院し、1種類ずつ飲みながら夕食(病院食)を摂り、食後1時間、2時間、翌朝の12時間の3回採血し、血糖値を下げるホルモンであるインスリンと、アルコール濃度を測定した。

 その結果、6人の平均値でビールの濃度が最も高く、焼酎の濃度はいずれも低かった。吉崎准教授はこう説明する。

 「ビールの炭酸には血管拡張作用があり、アルコールやグルコース(ブドウ糖)の取り込みをしやすいためにこのような結果になったと推測されます」

 焼酎と清酒は、アルコール濃度の上昇が穏やかであることがわかった。食後血糖値が上昇しがちな人は、飲むならこれらのアルコール飲料を適量飲むとよさそうだ。

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