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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】予防医療に重点を置き、4カ所の診療所で治療するフリー歯科医師 サイトウ歯科・齋藤七海さん (1/2ページ)

★サイトウ歯科・齋藤七海さん(33)

 齋藤七海さんは、4カ所の歯科診療所を回りながら、主として予防歯科に重点を置いた診療に力を入れているフリーの歯科医師だ。

 「患者さんの歯を守るには、口腔内のプラークコントロールと、顎にかかる力を適切な状態に維持することが重要。とりわけ重要になるのが上下の歯の接触時間を減らすことなんです。残念ながら患者さんだけでなく、歯科医師でもそれを実践できている人は少ない。そこで、その指導の普及に取り組んでいるところです」

 上下の歯は、安静時、唇を閉じていても接触しないような構造になっていて、接触するだけで顎の筋肉の活動スイッチが「オン」になる。ストレスなどの影響を受けてこの状態が長時間化すると、力が蓄積されて“顎や歯、歯ぐき”に負担がかかることになる。

 上下の歯が接した状態が続くのは「上下歯列接触癖=TCH」によるもの。TCHは病気ではなく「癖」だ。この癖が長期化すると、顎関節症や歯の破折、歯周病などのリスクを高めることになる。

 「本来、上下の歯が接触するのは食べる時や飲み込む時、あるいは会話をする時だけで、その合計は1日わずか20分以内。これ以上に歯を接触させる必要はないのです」

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