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【生涯現役脳をめざせ!】「認知症予防」専門医対談 降圧剤はあくまで対処療法 (1/2ページ)

★(2)ゲスト竹村洋典・東京医科歯科大学教授(総合診療科教授)

 最近は「高血圧によって脳血管が障害されるとアルツハイマー型認知症になる」、また「アルツハイマーになると脳血管障害が起きる」という双方向性の関係が明らかになってきた。今回は降圧剤との付き合い方や生活習慣など高血圧予防の具体的な方法を聞く。

 朝田 高血圧の薬とひとくちに言ってもいろいろなものがありますね。

 竹村 朝の血圧が高い方には夜寝る前に飲んで長く効くもの、糖尿病がある人にはA、心不全の人にはB、狭心症の人にはC、というように効果的な組み合わせで処方します。血圧が高い時というのは、心筋梗塞や脳梗塞が起きるんじゃないか、認知症になるんじゃないかと心配だから皆さん真面目に薬を飲みます。

 でも、それで血圧が下がってくると心配が消えて、飲むのをやめてしまう。実はこれがいちばんよくないのです。高血圧の本当の原因は生活習慣なので、生活習慣を変えない限り、薬で一時的に血圧が下がっても元に戻ってしまいます。

 朝田 乱高下が良くない。

 竹村 本当は、生活習慣が良くなれば、お薬は要らないんですけどね。

 朝田 高血圧を引き起こす生活習慣といえば、まず飲酒と喫煙ですね。

 竹村 ニコチンの中毒性(依存性)がマズイわけです。そしてタールや一酸化炭素も血管に悪さをします。アルコールに関しては、「適量の飲酒で長生き」と言われた時期がありましたが今は違います。

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