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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「晩」》永代通りに差し込む夕日 (1/2ページ)

 東京都江東区の東陽町。ビジネスマンが行き交い、都心に通勤する人が多く住む街だ。東陽町駅のある地下鉄・東京メトロ東西線の真上にあるのが永代通り。東陽町駅周辺は、通りがちょうどほぼ東西にのびている。地図で見ると、水平に引かれた直線のようだ。

 読まれた方もいると思うが、半年前、世田谷区でマンホール銀座(路地にマンホールや汚水枡が密集しているところ)の写真を撮った。その路地は、東陽町の永代通りのように、東西にのびる路地だった。

 年に2回だけ、真西に日が沈む日がある。春分の日と秋分の日だ。暗い路地にマンホールが光って浮かび上がる瞬間を撮りたいと思った。狭い路地に真西から夕日が差し込む、春分の日のあたりで撮影した。

 さて、その半年後の秋分の日が近づいた。江東区の北部、隅田川の東側は、江戸城へ導かれるように、東西にのびる通りが多い。ここでまた「夕日の何かが撮れるのでは?」と思い、撮影場所を探した。そこで見つけたのが、永代通りにかかる歩道橋。まっすぐな道なので、1・5キロ先まで見通せる。両脇にはビルが立ち並び、横断歩道が8本確認できた。夕方の人出が多い時間帯なので、帰宅するサラリーマンや買い物に出る主婦、学生などさまざまな人が横断歩道を渡る。私はここで撮影することにした。

 自宅から近いので、秋分の日が近い晴れた日の夕方は、自転車で歩道橋まで足を伸ばして観察した。くっきりと通りに日が差す日もあれば、西側だけ雲が出て、日が差さない日もあった。