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【松浦達也 肉道場入門!】シューマイのうまい店にハズレなし! 老舗焼鳥店の精肉の味、東京・吉祥寺いせや総本店 (1/2ページ)

★絶品必食編

 「とりあえずシューマイ!」というフレーズがどれくらい一般的かはさておき、「シューマイのうまい店にハズレなし」という格言をここに書き残しておきたい。

 それほどシューマイは店選びの指標になりうる存在だ。

 東京・吉祥寺の名物焼鳥店と聞けば、誰もが名前を挙げるであろう「いせや総本店」。いわゆる“安ウマ”とか“センベロ系”としてくくられることも多いが、この店の「手作りシューマイ」はテッパンの一皿だ。

 条件はいろいろあるが、とりわけ肉シューマイの場合「きちんと肉の味がする」という点は外せない。

 「何を当たり前のことを」と仰る方もいるだろうが、外食や中食で肉の味がするシューマイはとても少ない。

 その点「いせや」の「手作りシューマイ」は1個のサイズが大ぶりで食べごたえがある。ぐっと噛み込めばしっかり肉の味がする。

 そもそもいせやは精肉店として1928(昭和3)年に創業。戦後に精肉に加えて、飲食店としてすき焼き屋も始めた。

 そう、いせやは創業時から焼鳥店だったわけではない。焼鳥を出す飲食店という業態は、創業から30年ほどたった58(昭和33)年頃の改装を機に始めたのだ。しかも「焼鳥」ではあるが、焼き物の主力には豚肉のカシラやハツといった「焼きとん」も多い。

 実はいせやの精肉部門は現在もしっかりと機能していて、武蔵野市界隈の飲食店では「いせやの肉を使っている」という店も多い。

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