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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「晩」》晩年になってもなお、打ち込めるものがある幸せ (1/2ページ)

 エッセーや、恋愛小説、伝記など多方面の作品を生み出している作家の林真理子さん(64)が今年の紫綬褒章を受章した。学生時代から愛読している私にとってはとてもうれしいニュースだ。

 林さんの作品の中に出てくるセリフは、言葉にならない気持ちを、うまく言葉にのせて表現してくれるものが多く「こういうことが言いたかった」「こういう気持ちあるなあ」と読むたびに思わされる。

 エッセーからもうかがえる、そのエネルギッシュな言動は、気持ちが沈んだときに元気をもらえるため、家にある本には付箋が貼っていたり、線が引いてあったりとぼろぼろなものも。

 林さんは褒章受章時の会見で「36年間、愚直にひたすら書いてきた」「物語を作るのが大好きで、私にとって書くことは快楽。それは職業として強みだと思います」と述べている。このぐらいほれ込める職業に出会えることはとても幸せなことなんだろうと思うし、自分自身もそうでありたいと考えさせられた。

 中でも私が好きなのは「野心のすすめ」(講談社現代新書)だ。

 《野心が車の「前輪」だとすると、努力は「後輪」です》

 《前輪と後輪のどちらかだけでは車は進んで行けません。野心と努力、両方のバランスがうまく取れて進んでいるときこそ、健全な野心といえるのです》

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