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【健康誌イチオシ特報】冬の血管事故を防ぐために 「ふくらはぎ筋トレ」で毛細血管を鍛えよう (1/2ページ)

 11月2日発売の『健康』12月号は、冬に怖い高血圧と突然死の大特集。心筋梗塞や脳梗塞は、心臓や脳で起こる「血管事故」。まさに、血管の病気だといえます。突然死につながる場合も、心臓の筋肉や脳そのものは直前まで正常に機能しており、血管事故が起こることで急激に機能が損なわれ、死に至るケースが少なくないのです。

 また、近年、透析患者数が急増している腎臓病や、糖尿病の合併症なども、突き詰めれば血管の病気であり、高血圧は、これらを悪化させる主な要因の1つです。

 血管は人体最大の器官で、全身の血管をつなぐと地球を2周半する長さになります。

 その血管には動脈、静脈、毛細血管の3種類があります。そのうち、体内に最も多く張り巡らされているのは毛細血管です。毛細血管1本当たりの断面は髪の毛の10分の1ほどしかありません。ところが、総断面積を比べると、動脈を1としたとき、静脈が2倍、そして毛細血管は全体で700~800倍にもなります。

 その毛細血管が全身のあらゆる細胞に酸素、栄養素を供給し、細胞から老廃物、二酸化炭素を回収、さらにホルモンや免疫細胞を届けることによって生命活動の最前線を担っているのです。

 高血圧を考えるとき、多くの人は「動脈硬化」という言葉から動脈を連想すると思いますが、実は毛細血管も高血圧に関わっています。近年、最先端の医学でも、毛細血管が重視されるようになりました。

 ところが、全身の血管の99%を占める毛細血管は、年齢とともに減少していく傾向があります。ある研究では、60~70代の人の皮膚の毛細血管が、20代の人に比べて4割少なくなっていたという報告もあります。