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【マンガ探偵局がゆく】日本のマンガの多様性を生む原動力に 伝説の雑誌「ガロ」「COM」って? (1/2ページ)

 ★ミッション(50)伝説の雑誌『ガロ』『COM』って?

 これは一緒に仕事をしている若い編集者から直接受けた質問だけど、よく似た調査依頼が多かったので、ここに紹介する。

 「マンガに詳しい年配の人たちが『ガロ』が、『COM』が-と話しているのをときどき耳にします。古い雑誌のことを言っているくらいは分かりますが、リアルタイムで読んでいない世代のぼくらにとっては、はっきり言ってなんのことやら分かりません。ぶっちゃけ、そんなにすごい雑誌なんですか。すごい雑誌なら、いまでも残っているはずだと思うんですけど…」(マンガファン、29歳)

 雑誌というのは生き物で、寿命もあれば、世代によって読んだ雑誌や、共感できる雑誌やマンガが違うのは当たり前。

 たとえば「『週刊少年ジャンプ』が650万部だった」と中学生や高校生に話しても、おそらくピンと来ないはずだ。

 ところが、依頼人が言うように、ある年代以上の人たちがマンガのことを語るときに『ガロ』と『COM』は必ず話題に上るし、マンガを教えている学校では必須のようになっている。当探偵局長が教えている学校には、「『ガロ』を研究するために日本に来た」というフランスや中国からの留学生もいる。

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