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【ベストセラー健康法】悲観するのは早い…簡単な「筋肉リハビリテーション」で人生の時間を巻き戻そう (1/2ページ)

 階段を急いで上がると息切れする、体が硬くなった、瞬発的な動きに自信がなくなった。50代からの自覚症状だ。いずれも筋肉が減少した証拠だ。でも、悲観するのは早い。簡単な筋肉リハビリテーションを毎日行えば、たとえ何歳でも筋肉を蘇らせることができるというのだ。

 50代に差し掛かると、何でもない段差につまずいたり、疲れを引きずったりと、マイナー・トラブルが常態化する。

 『100歳まで動ける体になる「筋リハ」』(幻冬舎刊)の著者で、筑波大学大学院人間総合科学研究科の久野譜也教授は、「原因のほとんどは筋量の低下」と言う。確かに筋肉の減少で脚力が衰えたり、代謝が低下して疲労が蓄積しやすくなったりすることは想像に難くない。加えて筋力の減少は糖尿病の原因にもなる、と指摘する。

 体内に取り込まれたブドウ糖は筋肉で処理されエネルギー源となるが、筋肉の機能が低いと消費しきれずに血中に流れ込む。次第にインスリンを出す膵臓は疲労し、糖尿病の症状は進行する-。著者は、糖尿病を「筋肉減少病」と呼んでいる。

 近年、筋肉の減少はがんや認知症にも関係していることが分かってきた。鍵を握るのが、筋肉から分泌されるホルモン「マイオカイン」だ。

 6種類あるマイオカインの一つ「SPARC」は、大腸がん細胞を見つけると、アポトーシス(自殺)するよう働きかける特徴を持つ。

 同じくマイオカインの一つ「イリシン」は、血液を通して脳内に入ると、「BDNF」という神経栄養因子の分泌を促し、脳細胞を活性化させて、認知機能を改善させる。

 そこで著者が提案するのが、健康維持のため、運動が苦手な人でもできる筋肉リハビリテーション、「筋リハ」だ。

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