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【おやじ酒場】ジャズの音色に旨さ躍る美桜鶏の串焼き 備長炭焼き鳥「俊」 (1/2ページ)

★備長炭焼き鳥「俊」 都電荒川線/熊野前駅  

 東京の昭和の原風景そのものの都電に乗ってゴトゴト。街並みは下町情緒にあふれる熊野前界隈(かいわい)。そこにあったのがイケメン店主が切り盛りするこだわりの店。うまい肴と酒が待っていた穴場だ。

 都電荒川線の停留場の前は大きな交差点。都電沿いをテクテク。商店街の向かいの路地を入ると、提灯がゆらゆら、大きく「やきとり」と染め抜いた赤暖簾が招いてくる。

 ジャズをBGMに20人は座れるテーブル席が並び、厨房(ちゅうぼう)を囲んだ7席あるカウンター。焼き台の前の止まり木に腰かけ「生ビール」(中390円)を注文。アテは一番人気の「特製煮込み」(300円)。ハツモト、銀皮、牛モツ、ハツと、細かく刻んだ大根、にんじん、玉ねぎが入り味噌ベースでとろり。

 イタリア料理店などで経験を積んできた店主の渡辺俊之さん。開業資金を稼ぐためにコンビニの配送に就き「都内各地を回って店を出す場所もリサーチしていて、この地を選びました」。下町ならイタリアンよりも和食。周囲に本格的な焼き鳥店がなかったこともあり、串の打ち方や焼き方を学び4年前店を開いた。「俊」の店名も「『とし』か『しゅん』だかわからないでしょ。話のネタになっていいでしょ」と妙なこだわりも。

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