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【生涯現役脳をめざせ!】ヘルニアが自然に消える? 技術の進歩が可能にした最新の腰痛治療 (1/2ページ)

 ★(2)ゲスト 大川淳・東京医科歯科大学附属病院院長(整形外科) 

 腰痛を抱える人なら1度は聞いたことのあるのが「椎間板ヘルニア」。しつこい痛みに悩まされている人が多いだろう。ところが今、この痛みをコントロールする薬が大活躍している。また「手術でしか治らない」とされていたヘルニアが、なんと自然に消えることも分かってきた。進化する腰痛治療の最前線について伺う。

 大川 椎間板ヘルニア(図(上))の痛みのように神経そのものが圧迫されて生じる痛みを「神経障害性疼痛(とうつう)」と言います。この痛みは前回お話ししたぎっくり腰とは違って、動けといわれても動けません。この場合、まず痛みを薬で落とすのですが、最近はこの痛みを緩和するプレバガリン(商品名・リリカ)という薬が開発され、効果的に使われています。

 また、最近ではMRIによる経過観察で、とび出したヘルニアが自己免疫によって分解され、自然に小さくなるということが分かってきました。薬で痛みを止めている間に消えるものは消えてしまうのです。今、手術が必要なのは、消えないタイプのヘルニアだけになっています。

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