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【大崎裕史 麺喰いにつき】創業50年以上を誇る老舗がズラリ「青森煮干しラーメン」 “煮干しのウマさ”全国に拡散させた『長尾中華そば』 (1/2ページ)

 2018年7月30日、神田小川町にオープンした「長尾中華そば」。7月12日に青森の「長尾中華」2店舗で2杯ずつ食べてきた。そして8月1日には渋谷東急東横店の催事に出店していたので、そこでも食べてきた。こんなに同一グループの店を食べるのは珍しい。青森煮干し中華のお店だが、「あっさり」と「ごぐにぼ」(こってりの裏メニュー)があるので両方を注文。

 ここで青森煮干しラーメンの歴史を振り返ってみる。意外と知らない人が多いと思うが、歴史は古い。現存している青森最古のラーメンといわれているのが「入〆」(青森市)。創業明治35年のそば屋さんだが中華そばは大正時代から出していたらしい。ということは90年以上の歴史だ。そして青森県最古のラーメン専門店といわれているのが「来々軒」(弘前)だ。昭和元年、屋台で創業。それ以外の代表的な店をあげるとしたら、まずは「くどうラーメン」(青森)。創業70年以上になり、焼き干しにこだわっている自家製麺の店。朝8時から営業していて、青森の朝ラー文化(朝からラーメンを食べる文化)を作っている。続いては「まるかいラーメン」(青森)。こちらも50年以上の歴史がある。

 それらの老舗の存在なしに青森の煮干し中華は語れないが、そのご当地ラーメンを全国に広めたのが「長尾中華そば」である。私は開店して1年半たった2005年に食べに行っている。その時の感想はこうだった。

 《4人で入って4種類のラーメン(あっさり、こく煮干し、こく鰹、つけめん)を食べたがそれぞれに個性があり、それぞれがおいしかった。麺やチャーシューもメニューにより変えてあり、その工夫やこだわりには恐れ入る。

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