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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「涼」》夏のケアが難しいニキビ、早く治すために大切なこと (1/2ページ)

 顔や胸、背中などの毛穴が詰まり、炎症を起こす「ニキビ」。思春期以降に90%以上の人が経験するとされる皮膚疾患だ。夏はたくさん汗をかき、皮脂の分泌も増えるなど、ニキビを悪化させやすい時期。涼しくなるまでにまだまだ時間がかかりそうなこの夏、みなさんの近くに悩んでいる人はいませんか?

 私自身は、思春期の当時もたまにぽつっとできた程度で、たいして悩んだ覚えがない。ただ、高校の同級生にはニキビが悪化して休み時間のたびに顔を洗っていた友達もいたし、顔に痕が残ってしまった親類もいる。当事者にとっては切実な問題だと思う。

 先日、ニキビについて専門医や製薬会社に取材したのだが、製薬会社「マルホ」(大阪市)が昨年9~10月、全国の10~30代のニキビ経験者約1万人を対象に行った調査によると、約92・6%が「悩んでいた」と回答。ニキビがあると「外出頻度が減る」(32・8%)「集中度合いが減る」(47・4%)など、日常生活に影響を及ぼしている実態も明らかになった。

 では、どのように治療すればよいのか。専門医によると、ニキビは、毛穴の入り口が何らかの原因で詰まり、本来毛穴から出ていくはずの皮脂がたまった「コメド(白ニキビ)」から始まる。その後、アクネ菌や黄色ブドウ球菌などが繁殖し、赤く膨らんで悪化。膿がたまり、重症化すると痕が残ることもある。

 かつての治療は痛みや赤み、腫れのあるニキビが治療対象で、抗生物質で菌を抑えるものだったそうだ。だが、近年、コメドの状態で使える薬が登場。ケミカルピーリングのように皮膚の表面を溶かして再生を促す作用があり、赤みやヒリヒリ感などの副作用もあるが、医師の指導で使い続ければ、3カ月程度で効果が表れるという。

 一方で、この医師は「治療をしなければ必ず痕が残る、といった脅しのような書き方だけはしないで」と訴えた。本人が気にしているならもちろん、治療した方が早く治るが、あまり気にしていないなら、命に関わるわけではない。このあたりが、ニキビ治療の難しい点なのかもしれない。

 この医師によると、近年、皮膚疾患とメンタルヘルス、腸内細菌の強い相関関係が注目されている。ニキビの主な原因はホルモンバランスの乱れや過剰な皮脂の分泌、逆に肌の乾燥などだが、強いストレスや栄養不足、睡眠不足、運動不足、便秘なども原因になるという。逆にいうと、ストレスを減らし、腸内細菌を増やすような食品を意識しながら規則正しい生活を送れば、ニキビはある程度改善するということになる。