記事詳細

【どこまで分かる その検査】かぜを引きやすい…検診では分からない体調不良の原因解明 「免疫年齢検査」 (1/2ページ)

 体のある部分の組織や働きの老化度を表す言葉として「血管年齢」「骨年齢」「脳年齢」などがある。同じように「免疫年齢」(検査名)と呼ばれる生体年齢検査がある。どんなことが分かる検査なのか。導入している「小野田医院」(川崎市)の小野田恵一郎院長が説明する。

 「検診やメンタルに異常がないのに体調が悪い場合に、その原因の1つとして免疫力が落ちている状態かどうか。また、それに対してどんなことに注意したらよいかなどが分かります。これまで免疫力を測るマーカーはなかったので、この検査結果を1つの指標として健康管理に役立たせることができるのです」

 検査方法は血液検査で、2・5cc採血する。血液中の何を調べているのかといえば、含まれている免疫細胞の遺伝子の働き具合(遺伝子発現)を測定する。抽出したRNA(核酸)を用いて、加齢とともに変動する5個の加齢遺伝子の発現量を調べ、得られたデータを総合解析し、その人の免疫細胞の加齢状態を判定するというものだ。

 免疫力は、誰でも年齢を重ねるとともに低下する。検査結果で表示される免疫年齢は、同年齢の健康な人の平均と比較した評価。実年齢より高ければ「免疫力が低下」、実年齢より若ければ「免疫力が高い」となる。

 「検査メーカーが示している検査誤差はプラス・マイナス2~3歳とされています。検査前の生活の制約は特にありませんが、通常の体調のときに検査しないと本当の免疫年齢が出ません。それと20~70歳のデータを基礎にしているので、それ以外の年齢では精度が落ちます」

関連ニュース