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【生涯現役脳をめざせ!】多くの人が悩まされる腰痛、まん然と治療するだけでは良くならない (1/2ページ)

★ゲスト:大川淳・東京医科歯科大学附属病院院長(整形外科)(1)

 程度の差はあれ、年齢、性別を問わず多くの人が悩まされる「腰痛」。厚生労働省の「国民生活基礎調査」によれば、病気やけが等で自覚症状のある「有訴者(ゆうそしゃ)率」で男性1位、女性2位と日本人の国民病ともいえる。そこで今月は長年にわたって多くの患者を治療してきた大川院長に腰痛治療の最前線と予防法を聞く。

 朝田 骨や関節など運動器の障害で要介護の危険が高くなる「ロコモシンドローム」になると、認知症発症のリスクは4倍に跳ね上がります。腰痛で移動機能が落ちてくると、どうしても家に閉じこもりがちになります。最初は体だけの問題であったのが、メンタルや内臓機能も落ちて認知症を加速させるんですね。その悪循環が高齢者にとっては怖い。いかに体の活動性を維持していくかは認知症予防の面からも大事です。

 大川 現在の医学で加齢は制御できません。すると、長生きするほど体の部品の劣化が起きるのはある意味必然です。そして最初に壊れてくるのが椎間板で、それが腰痛を引き起こします。

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