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【松浦達也 肉道場入門!】九州のハムカツ&唐揚げを炭酸でグイッ “選手層”にスキなし「酒井商会」 (1/2ページ)

★絶品必食編

 現代の東京の飲食店は大変だ。うまさに加えて何かの「+α」がなければ、生き残りすら危うい。一方で腕と感性を正しく磨き、たちまち行列店となる店もある。

 今年、渋谷警察署の裏の雑居ビルにオープンした「酒井商会」はそんな「新・人気店」の好例だ。選り抜いた酒があり、工夫を凝らした料理がある。

 デートや接待でカウンター割烹として料理と酒の組み立てを任せることもできるし、友人同士での居酒屋使いにもいい。

 料理は「お造り」を筆頭に選り抜きの九州素材が中心。様々な料理をそろえていて、どんな打線でも組めるほど、選手層にスキはない。とりわけ素晴らしいのが「揚」×「炭酸」という組み合わせ。

 この店の「揚」の看板は2品。「雲仙ハムカツ」と「みつせ鶏 唐揚げ」だ。

 「雲仙ハム」は長崎の銘品で、豚肉の頭肉などを天然塩で熟成させたもの。酒井商会では、このハムを極厚に切ってフライにし、辛子を添える。

 もうひとつの「みつせ鶏」とは佐賀県のブランド鶏。約80日という通常の倍近くの期間をかけて肥育した鶏をチューリップ状に成型して唐揚げに仕立てた。

 薬味は「山椒唐辛子」。旬に収穫した国内産の実山椒を青唐辛子と合わせた自家製のオリジナル調味料だ。

 どちらの「揚」も肉の味わいが濃厚な上、適度にジャンクな食べごたえも楽しくて、いつもどちらを頼むか迷ってしまう。

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