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【おやじ酒場】秘伝のタレは創業以来の継ぎ足し お客さまに“尽くす”「つ串亭」 (1/2ページ)

★「つ串亭」 小田急線、京王井の頭線・下北沢駅

 シモキタで知られる東京・下北沢は文化の発信基地といわれ魅力のある街。駅前は再開発の波にのまれてしまったが、おやじ族が共感できる居酒屋は元気がいいはず。たどり着いたのは、やきとりはもちろん、海鮮も充実した長く愛されている店だった。

 ピュアロードの手前の小路を左に入ると「つ串亭」の看板が目に入る。今宵お目当ての店。開くのは午後3時。広い間口の扉を開けると目の前はテラス席。奥はゆったり大きな座敷。口開け早々、お天道さまがまだ高いというのにテーブル席ではご常連グループが杯を傾けている。カウンター席が背中合わせに並び、止まり木に腰をかけ、木のぬくもりを感じながら生ビール(グラス420円)をグイッ。心を解きほぐす。

 お供は「お刺身チョイ盛り」(780円)。築地から仕入れた本マグロにアジ、カンパチは新鮮だ。

 創業45年。店主の木村敏(さとし)さんは元光学機器メーカーの営業マン。28歳で係長昇進も、一国一城の主としての道を選び、東京・上野の焼き鳥店で2年間の修業。下北沢で10坪の店を開いた。10年後、現在の店舗に移り、今では長男の修さんが焼き場を守り、次男の亮(あきら)さんは板場を担当、親子2代で切り盛りしている。

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