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【松浦達也 肉道場入門!】これで380円って…思わず「アホか!」 衝撃的な『焼鳥どん』の「鶏の煮込み」 (1/2ページ)

★絶品必食編

 偶然入ったこの店で、初めてこの煮込みを見たとき、つい「アホか!」と口走りそうになった。それくらいこの店の「鶏の煮込み」は衝撃的だった。

 だいたい煮込みなのに小鉢ではなく、小丼にたっぷりという盛りがおかしい。

 しかもスープを口に運んでまた驚いた。澄んでいるのに濃厚な鶏のだしがブワッと口の中に広がる。しかも鶏肉はホロホロと崩れるほど柔らかいのに、しっかりとその身に味を残している。

 どういうことだ…。と驚いて店主に聞いてみると、実はこの煮込み1人前あたり、250グラムという大量の鶏もも肉を使っているという。

 しかもその鶏肉を少しの水と日本酒で半日かけてコトコト煮込み、仕上げに昆布で味を調えるという手のかけよう。

 それだけ素材をぜいたくに使えばスープの味も深くなるし、少ない水で煮出しているから肉にもしっかり味が残る。

 いや調理の理屈はわかる。だが、それだけの素材と手をかけた煮込みを1人前380円で出している。意味がわからない。

 しかも一時期は通販まで手がけていた。当時のお値段、5食セットで1980円。

 「店舗で好評だったので、通販もやってみたものの、梱包まで手が回らなくて。いまはお休み中です」

 店主自らが仕込みから通販の梱包まで…。手が回るわけがない。

 そんなおかしな店の名前は「焼鳥どん」。もともとは東京・板橋で開業し、現在は荻窪店と駒込店を合わせて3店舗を構える小規模焼鳥チェーンだ。

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