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【生涯現役脳をめざせ!】認知症を加速する悪循環とロコモを防ぐ 膝に負担のかからないトレーニング (1/2ページ)

★ゲスト:渡邊敏文・東京医科歯科大学准教授(関節機能再建学)(2)

 膝の痛みでスポーツをやめてしまったり、外出ができなくなったり、膝に痛みを抱える中高年は多い。痛いから動かない、動かないから体重が増え、膝に負担がかかってますます痛む…。今回は、認知症を加速する悪循環とロコモ(運動器症候群)を防ぐ、膝に負担をかけないトレーニング方法を紹介する。

 朝田 膝が痛くて外に出て歩くことができない人にはどんなアドバイスをしていますか。

 渡邊 まずは家で座ったままでできる運動をご紹介します=図=別項。このエクササイズは、歩行する上で大切な大腿四頭筋を鍛えると共に、「痛みの場所をほぐす」という意味でも大切です。ももの上の大腿四頭筋にぐっと力を入れることで筋肉が鍛えられ、同時に関節包が引き上げられてストレッチされ、関節が柔らかくなります。

 このエクササイズで膝周りの筋肉をしっかりさせるのと同時に関節包の動きを出すことで、膝のコンディションが良くなっていきます。膝の曲げ伸ばしが痛みなくできるようになってきたら、テーブルなど安定したところにつかまって行うハーフスクワットを追加します。これは大腿四頭筋や大殿筋に効きます。外出が可能な人には、膝に負担がかからない水中ウオーキングやエアロバイクをおススメしています。

 朝田 ジムなどで皆でワイワイ体を動かすのはいいですね。社会と没交渉になると認知症が加速するというのは医学的にも事実といえます。膝が痛いからといって、毎日家に閉じ籠ってまんじゅうをかじりながらテレビを見ているだけ、というのが認知症の大敵です。

 渡邊 地域の運動サークルやラジオ体操に参加するのもいいですね。生活リズムが整います。

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