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【安達純子 健康寿命UP術】幸福感を高めて健康寿命を延ばす 「幸せ」と感じたことを週末に3つ書き出そう (1/2ページ)

 先週もお伝えした通り近年、「人生を楽しんでいる人」は、脳卒中や心筋梗塞での死亡リスクが低く、健康寿命を延ばせることが明らかになってきた。しかし、仕事や家庭内などで過剰なストレスを抱えていると、楽しみたくても楽しめないだろう。こうした状態でも、人生を楽しみ、健康寿命を延ばすことは可能なのか。

 「幸福感は人それぞれですが、誰でも幸福感を高めることは可能です。国内の研究報告で、週末に『1週間の出来事を3つ書く群』と、『1週間で幸福と感じられた3つの出来事を書いた群』では、5週間後に後者で幸福感が高まりました。ご自身で幸福と感じられることを探すのです」

 こう話すのは、『長生きの統計学』(文響社)の著者、東海大学医学部血液・腫瘍内科学の川田浩志教授。

 「疲れて気分が落ち込んでいるときに、幸せと感じることを見つけるのは難しいかもしれません。しかし、見方を変えれば、幸せと感じられることはあると思います」

 たとえば、駅でうっかり落とし物をしたとする。「落としましたよ」と見知らぬ人に声をかけられ事なきを得たとする。「落とし物をするなんてついていない」と思うか、落とし物が戻ってきて「ラッキー」と思うか。後者のように感じられれば、それを週末のメモに書く。ほんの少し幸せと感じられたことを週末に3つ書き出すだけで、幸福感はその後増していくそうだ。

 「ご自身で幸せと感じられることが増えると顔の表情にも変化が見られ、周囲の人たちの対応も変わります。すると、幸福感はさらに増していくのです。これは概念的な話ではなく、科学的に証明されています」

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